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ひまつぶし


by ochakennwoope
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暮らしと微生物―曖昧模糊―

いやはや、こんなサイトで現代中国に対する信頼を主張する人がいらっしゃるとは思わなかった。
一言で言えば、感服したわけであるが、そう思ったのは
国際交流活動に精を出してきた僕にとって、最近の中日間の争いが不思議だったためだと思う。
>日本国民の歴史認識などに問題があり、中国人の多くが不快に感じているとする。
>それでも「サッカー大会の開始に際して他国の国旗と国家に対する非礼や日本食料理店(一部は中国人経営の店)や日本国の大使館および領事館などへの破壊活動」などは、中国および中国人への信頼感や尊敬の念を高める効果は決して果たさないと思う。

> 中国は怖い人の

怖い国に映るに違いない。


この一文で、あぁ、そうだったのか…と納得したのだ。
国際交流活動において
「~人は…であるから、きっとこういう風に考え、感じるのだろう」
ということだけはするまいと、硬く決意していたために、
現在起こっている事件に対して議論できなかったのだ。個人対個人の議論をすべきだった。
事件が起こったのは
韓中日から各1大学集まった3学合同交流会というものに参加していた時期だった。
他の学生は~について言動を控えようか、寧ろ話し合ったほうがいいのかと不安げだった。
僕は自分の中に蟠りがあることに気付かず、リーダー的存在として

「一人の人間として、一人の人間と交流するだけだ。
 相手が何人であろうと、人種が違おうとそれに意味があるとは思えない。
 もし中にその活動家がいるとしてもその人を知ることが大切で、集団を知ることはどうしても偏見が入って無理だろう。要は、何も考える必要なんてないって言いたい。」
などという分かりにくいことを偉そうに話した記憶がある。

「五千年の歴史と伝統をもち、礼節と道義を重んじる中国人」

「征服者としての日本人の横暴・圧迫の被害に耐え、1日3回の食事を摂れないような経済的には大変に苦しい生活のなかにあって、
政治・軍事的には憎き敵の子供たち「俗にいう中国残留孤児」を扶養してくれた中国人」

という中国人像を明確に頭の中に築いていたのだ。

そんな頑なな主張を持ちながら参加した3学交流会。(発言と明確に矛盾している)
狙ったように起こった事件だった。
「愛国無罪」日本人、社会に対する、国旗と国家に対する非礼、暴言、暴力活動
当時気付かなかったが、自分の心中は穏やかでなかったのだ。

僕が一番仲良くなったのは朝鮮人の家系にある中国人。
交流会の前にすでに朝鮮系中国人の友人がいた。サッカーをしたり、雑談をする仲だった。
二人とも滑らかな性格(表現力の無さは勘弁願いたい)で、人を穏やかにするような話し方をする。
話す内容も論理的で良心や道徳観が滲み出ていた。せめて某田舎大学の日本人の1/3が皆このような人格を持っていてくれれば…と思う。
彼らの話は「朝鮮人の話か」と思われるかもしれない。
しかし、その友人の遼東半島辺りから来た中国人学生はもっと過激に事件を非難しすぎていてとても語れない。
彼らは
「僕らは関係ない、南の方の人はそういう人が多いから、
 もしかしたら大学生のほとんどはそういう考え方かもしれない。」
「全部そんな考え方なんてありえない。もう民主化してきてるんだよ?」
と教えてくれた。
これを聞いて、そうかと少し恥ずかしくなった。
時代遅れの国民皆兵の、北のような一党独裁体制なんだ。と知らず知らずに思い込んでいた。
国の首脳が「謝罪しない」「(50年前に)悪い事したのはお前らだ」と宣言したことが原因と思われる。
上のほうで一度書いた自分自身の発言をもう一度良く考えて、実行したいと思う。
実行可能かどうかはやってみないと分からない。
by ochakennwoope | 2005-10-23 11:50 | 日記