人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ひまつぶし


by ochakennwoope
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

先月、某お嬢様に意見を求めた

先月の自分を引用している。某お嬢様は結論だけ読むのが効率的だろう。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

二度寝の約5分間
かなり濃密で意義深い夢を見た。

彼女に呼び出されるか、
激情に任せた僕が行動したのか、
または彼女が激情に任せて行動したのか
わからない。
とにかく、僕と彼女が二人きりで他人を気にすることが無く
しかも、落ち着いた雰囲気の部屋にいる。
部屋の広さはアパートと同じくらいだったことからして、
彼女が何らかの事情を抱えて僕の部屋に来たのかと思う。

二人で向き合って座り、僕らは話す体勢を作った。
僕が話し出す。
「一体、どうしたの?」
彼女はしっかり僕を見て、
でも、うつろな目で答えた。
「仕事を辞めるかどうか、真剣にじっくり考えたの。」
不安に駆られながら、それでも平静の仮面を被って僕は聞く
「うん。…それで?」
彼女の感情を外観からは察することが出来なかった。
彼女は続ける。
「うん。仕事は最初、辞めようと思って、そこから考えたの。でも、辞めようと思った理由はこのままじゃ私は、おばあちゃんの為に時間を作るので精一杯で、ochakenさんの為や私自身の為の時間が作れないからなの。」
いつもに増して雄弁でまとまった発言だった。
普段お母さんと呼ぶ祖母を「おばぁちゃん」と話している。
自分の感情だけでなく、僕に伝える言葉も熟慮してくれたのだと感じた。

頷いて視線を送ることで話の続きを促す。
「仕事を変えることも出来るけど、職場を変えるとおばあちゃんのための時間が取れなくなるでしょう。」

僕は予感を感じた。

知っていながら頭の隅に追いやって見ないように隠していた考えが、
意識の前面に出ようとしてもがいている。

平静の仮面を作ってきた僕の理性が必死に抵抗する。

「うん。そうかもしれない。」
嘘をついていた。そうかも知れないでなく、その通りだと知っているのだ。

彼女は続ける。
「だから、私が折り合いをつけて生きていくためには、いまochakenさんと付き合うことは出来ないの。」
「時間を置きたいってこと?」
僕の理性は崩壊の臨界点に達していた。
風が吹きさえすれば、
隠してきた感情によって、僕の人格の仮面は吹き飛ばされると直感した。

そして風が吹いた。
「分かってるんでしょう?」

ぼくは泣き崩れた。

最初は泣き方が分からずに、
でも少しずつ記憶を取り戻して泣き叫んだ。
正座する彼女のひざの上に腹に、頭を寄せて泣く顔は見せず、
でも全身で泣いた。
ただ泣くことだけを考えていた。泣くことだけしか出来なかった。

他の感情も思考も無く、
僕を構成するすべての人格が
泣いた。
彼女の言葉は「今出来なければ時間を置いても出来ることではない」という意味。僕が彼女に言ったことだ。
僕が知らないはずが無い。
『私達にとってもう一度彼氏彼女の関係になることなんて、ましてや二人が人生を共有する未来なんて無い』という意味だ。

これまで僕の意識の、如何に大きな要素を彼女が占めてきたか。
彼女の存在は僕のなかに深い根を持ち、とても大きく育っていた。

その時、
ふ、と思った。
「あぁ、僕ってこんな風に泣くんだ…」

その瞬間、意識が現実世界に移った。
苦笑した。

彼女と連絡が取れないことは、辛いことなんだ。
いくら表層の意識が納得したところで、深いところでは受け入れられていなかった。

「連絡は少ないし、会ったのはずっと前だけど大丈夫。」
友達に言ってきたけど、大丈夫じゃなかったんだ。

大丈夫じゃなかった。
でも、今は待つしかない。
正夢になるかもしれない。
その時はもっと長い時間泣いてやろう。
そう、その時はその時。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
この想いと文章は、一人の女性の力と自分の力で処理しようと思っていたけど、
もう一人この問題に関係する友人が現れて(問題に関わってくれる友人であることが僕の中で確かになって)、女史と僕の関係を見守ってくれている人がいることを知ったため
その友人や、その思いを持っている友人のために公開にした。

現在は、これとは別の問題を抱えている。女史の記念日を隈なく祝うために目下
奮闘中である。
by ochakennwoope | 2006-02-04 17:40 | モテナイ男の遠恋日記